岩手・宮城内陸地震 緊急現地調査速報
  1.地表地震断層沿いでの調査
  1.1真打川流域

  Loc.110
 県道49号線沿いでの斜面崩壊
   

  Loc.120
真打川右岸での斜面崩壊
   


  Loc.130
県道49号線 餅転地区での変位
水田に現れた変位が道路を横切る箇所。
これが断層変位かどうかは、研究者間で議論が分かれている。
   
ガードレールの折れ曲りが見られ、圧縮しているように見える。
センターラインにやや左横ずれ変位がみえる。
写真手前(西側)の路面が盛り上がっている。
水田内に盛り上がりが見られ、畦畔にも屈曲が見られる。
概ね西側が隆起している様子である。


  Loc.131
餅転地区の水田に出現した断層露頭
真打川の両岸で、長さ400〜500mにわたって水田や畦畔に変位地形が認められる。
左岸側では北北東走向、右岸側では東西走向である。
全般に西側〜北側上がり、左岸側の北北東走向部分では左ずれ、右岸側の東西走向部分では右ずれ成分を見せている。
餅転地区での、上下変位量は最大45cm程度である。
   
真打川左岸側の水田内を横切る変位崖
真打川左岸側の水田内を横切る変位
真打川右岸側の水田内を横切る変位崖
真打川右岸側の水田内を横切る変位崖
真打川右岸側の水田内を横切る変位崖
奥側(北側)の方が約40cm程度隆起している


  Loc.132
餅転橋の橋梁被害
   
橋桁が左岸側へ押しており、押された左岸側橋台基礎が山側に傾斜している。
左岸側橋台背面部は、舗装路面が変形して最大50p程度盛り上がっており、圧縮的な変状を示している。
桁や橋脚等に大きな損傷は見られなかった。


  Loc.140
上菅生沢地区の水田内に出現した断層露頭
水田や畦畔に、ENE走向で北西側上がりの変位が認められる
一部で水田が盛り上がって干上がっている。
南北への連続性に乏しく、道路面の変状は見られない。
   
水田や畦畔に、ENE走向で北西側上がりの変位が認められる
若干の右横ずれが認められる。
 
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