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2011年11月 鹿児島 阿蘇

 今年は、大阪層群でも有名な姶良火山灰を吹き出した、姶良カルデラ(=桜島活火山とその溶岩流)を勉強に鹿児島県を訪れました。 噴火時期と、その溶岩への植生の復活の状況が密接な関係にあるのが、当然とはいえ面白いです。植生を見れば、その地域の溶岩の名前が分かるのですから。 また、会社として係わった新幹線福岡-鹿児島中央ルートの供用開始お祝いも兼ねてでありました(ちょっと遅いけど、鹿児島は現在ハイシーズンで関西弁が飛び交っています)。

湯之平展望所

大正溶岩

安永溶岩

昭和溶岩(有村溶岩展望所)

昭和溶岩(埋没鳥居)


建設コンサルタントとしても、勉強の対象がありました。 桜島防災センターを軸とした、野尻川の土石流の対策工です。 流路工として、発生した土石流を、安全に海まで導く河床工事です。
 

たびたび発生する土石流は海側の出口を埋め尽くすのですが、その堆積物をその都度取り除いて、何度でも使える対策工なんです。
 

センターでは、古い時期からの動画記録を、公開していて、訪れた人に土石流のエネルギー旗の巨大さを見せ、防災の意識を自然と身につくように工夫されています。

姶良カルデラは、超ボリュームのシラスを堆積させましたが、土質工学的なおもしろい特徴があり、切土するときは、粘着力が大きく鉛直で切土出来ます。また、そうしないと降雨浸透で粘着力が失われて崩れます。 写真は、少し傾斜を持たせて切土していますが、既にガリ浸食が顕著になってきています。

 
新幹線は、快適で、大阪までひとっ飛びですが、残念な事が一つあり、駅やホームのビールは、冷蔵庫に入れるまもなく飛ぶように売れるので冷えていません。暑い(熱い)鹿児島では、つらーいことです。新幹線の車内販売は冷えてますが、団体同士の買い占め合戦となり、なかなか冷えたビールが手に入らないです。

鹿児島の熱いのは、砂が熱いから地面からの熱もあるのでしょう。指宿の砂むし温泉です。
 

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