岩手・宮城内陸地震 緊急現地調査速報
  1.地表地震断層沿いでの調査
  1.4 沼森地区 栗駒ダム北東 九鬼沢流域

  Loc.280
栗駒ダム北方 沼森(地すべり・断層)露頭
県道49号線の北側斜面で、北北東―南南西の走向で、北西側上がり、逆断層状の変形が生じ、南東向きの変位崖地形が見られる。
ただし、
・この変形崖の連続性が確認できない
・背後は典型的な地すべり地形を呈しており、既に地すべり対策工事等も行われている
こと等から、この変位崖地形の成因が地すべりによる可能性もある。
 
背後斜面の上方には、明瞭な滑落崖地形と平坦部があり、典型的な地すべり地である。


  Loc.290
沼森河道閉塞
九渡沢の左岸側斜面の大規模な崩壊により、河道閉塞が発生している。
 
崩壊土砂の先端は対岸の県道にも乗り上げている。
 
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